サイトのご案内
当サイトは本場結城紬のことを全く知らない方から、熱心なファンの方まで、皆さんが満足できる情報満載でお送りしています。
本場結城紬の特長から、実際の制作工程、へぇ~と思っちゃう豆知識やイベント情報など色々と紹介しますのでお楽しみに!
















































こちらでは、本場結城紬の旬な話題、イベント情報等を紹介しています。

こちらでは、管理人がメールや掲示板で質問をいただいた内容についてお答えしています。



こちらは、当工房の見学のご案内です。

こちらは、本場結城紬以外の話題です。
たいした話ではありませんが・・・(^^;;
当サイトは、本場結城紬織り元の織物職人”くらさん”が管理運営しております。
技術的な内容に付きましては、括りの伝統工芸士(倉持和夫)、織りの伝統工芸士(倉持絹江)の監修、助言もいただいております。
記載する情報に付きましては、出来るだけ正確を期すよう注意しておりますが、お気付きの点等ありましたらご連絡いただければ幸いです。
間違いが判明した時点で、適宜、修正および項目の追加を行っていく予定です。
当サイトはリンクフリーですが、リンクはトップページ(http://hon-yuuki.com)にお願いいたします。
作品展開催中の見学依頼について
2008年11月03日
本場結城紬作品展の開催まであと5日です。
今年は国民文化祭との同時開催ということもあって、開催前からたくさん反響をいただいています。
期間中の当工房の見学についてのお問い合わせをたくさんいただいておりますが、私が会場に常住する都合上、お受けすることができません。
せっかく、遊びに来たいというメールを送ってくれた皆様には大変申し訳ございませんでした。
見学のご依頼はまたの機会にお願いいたします。
2008年11月03日
カテゴリー:本場結城紬 見学
第34回本場結城紬作品展開催
2008年11月03日
ただいま、国民文化祭いばらき2008開催中です。
毎年、結城では「本場結城紬作品展」を開催しているわけですが、今年は国民文化祭いばらき2008の一環として、会場も「市民文化センター・アクロス」に場所を変え、盛大に開催されます。
例年、80反を超える本場結城紬が展示され、職人の業を競うこの作品展ですが、今年はどんな展示が見られるでしょうか?
日:11月8日(土曜日),9日(日曜日)
時:8日/9時00分~16時00分、9日/9時00分~15時00分
場所:市民文化センター アクロス
ちなみに、当日は私も実演で会場にいますので、宜しかったら声でもお掛け下さいね。
2008年11月03日
カテゴリー:本場結城紬 話題
極める〜匠の世界
2008年08月26日
e2byスカパー!を契約してます。
色々な番組が見られるので、もっぱらスカパー!ばっかり見てるんですが、個人的にはドキュメンタリー番組が大好きです。
そんなわけで、「ディスカバリーチャンネル」、「ナショナルジオグラフィック」、「ヒストリーチャンネル」で録画しまくってる訳なんですが、必ず毎週見てるのが「ヒストリーチャンネル」の「極める〜匠の世界」です。
職業柄、織物の回は特に楽しみなんですが、それ以外の回もとてもためになります。
残念なのは番組自体はそうとう古いものらしく、最近の動向との食い違いが大きいことでしょうか・・・
先週は「宮古上布」でした。
今夜は「有松鳴海絞」の特集。
有松鳴海絞といえば、もう何年前になるのか・・・
結城紬の青年部の組合で産地まで見学に行きました。
結城の絣括りに通じるものがあって興味深かったのを思い出します。
BSデジタルのアンテナと共用できますので、興味のある方は是非受信されてみては?
ちなみに「結城紬」の回は、#22「家族の心をひとつに織る」です。
2008年08月26日
カテゴリー:本場結城紬 話題
本場結城紬 制作 機巻き
2008年05月09日
おさに通した糸を、柄を合わせながら一定の張力をかけつつ、「男巻き(おまき)」に巻いていきます。この作業を「はた巻き」と言います。
経糸の端をこのような道具で張力をかけます。
この写真のように、機巻きは一方の人が櫛で絣をほぐしながら作業すると効率が良いです。
絣の糊付けに失敗したとか、非常に糸の細いもの(160以上)の場合は2人で作業することもあります。
このように巻きながら、絣のずれをなくすために機草(はたくさ)をはさんでいきます。
ここではさんでいるのが機草です。
この時も曲がらないように細心の注意を払いながら巻きます。
巻いている時に糸が切れることがありますが、ここまでの工程で糸の1本1本は図案の通りに筬に収まっているので、その通りに糸道(いとみち)を通してつながなくてはなりません。
切れた糸は、筬の目に通っていた通りにつなぐ必要があります。
このように巻いたものをいざり機にかけ、横糸を入れながら織っていくわけです。
2008年05月09日
カテゴリー:本場結城紬 制作
本場結城紬 制作 経絣、反分け(2)
2008年05月05日
前回、経絣を枠から外したところまで説明しました。
この状態では、数反分の絣がくっついていますので、それを1反ずつに分けていきます。
これが「反分け」という作業です。
経絣を吊って、糸の絡まりを取ったら、絣の柄ごとに筬におさめます。
筬の目に経絣を納めていきます。
例えば、4反分の絣を作った場合は上糸と下糸を合わせて8本の同じ柄の絣糸がひとつの目に入ります。
絣糸は上糸と下糸に分け、写真のように、間に棒を挟みます。
絣糸の端は「あや」といって、糸の順番が入れ替わらないように、糸を交差させてあります。
4反分の絣の場合は同じ柄の絣が4対(上下)連続して並んでいるので、これを4本の指に別々に引っかけていきます。
全ての糸が分け終わると、4本の指には図案通りに並んだ絣が1反分ずつ引っ掛かっています。
1反ずつに絣が分かれたら、もう一度、糸を吊って、1反ずつ筬に納めます。
これで「反分け」作業は完了。1反ずつに分かれた経絣が出来上がりました。
2008年05月05日
カテゴリー:本場結城紬 制作