本場結城紬 制作 緯絣の小割り
2008年04月19日
緯絣は(1反あたりの柄数×制作する反数)本の絣糸がひとまとまりになって括られています。
これを小割りし、織りで使用する杼の中に収まる管に巻き取るまでの作業です。
絣ほどきが終わった緯絣は軽く糊付けを行い、反物の幅を図案に合わせながら糸を吊って乾かします(この糊付けを吊り糊と言います)。
糸が乾いたら小割りします。
製経した時に18本単位で製経しているので、まずはこの18本単位で割って、その後上糸と下糸を割っておきます。
小割りした緯絣は外注に出す事が多く、近所で昔、機に関わっていた、糸使いに慣れているおばぁちゃんに頼んだりします。
ここで杼に納める管に一本毎に巻いて、機織りで使います。
この管に巻かれた糸が絣糸です。
2008年04月19日
カテゴリー:本場結城紬 制作