本場結城紬 制作 経絣の制作
2007年10月22日
結城紬の制作工程、概要はこちらを参照下さい
今回は、いよいよ経(たて)絣を制作します
経絣を制作するために「枠巻き付け」作業を行います。
絣しばりの説明で「枠」(わく)っていう言葉が出ましたね
これが「枠」です
経(たて)の絣用に製経(せいけい)した絣糸を枠に巻き付けます。
枠の外周は1周で2柄になるように調整できるような作りになっています
この枠に製経した絣糸を巻き付けます
枠に巻き付ける絣糸は、のべあがった後に、糸をピンを張るためにごく軽い濃度で糊付けをし(これをつり糊といいます)、糸を吊った状態で乾燥させておきます
絣糸をこのように巻き付けていきます
これが絣糸を枠に巻き付けた状態です
枠に巻き付けた束に綿糸をしばる事で絣の柄を作っていきます
つまり、経絣の場合は、この枠に向き合って絣しばりをするわけです
絣しばりで柄をしばって染色した後、この巻き付けた絣糸を外すと経の絣が出来上がるわけです
2007年10月22日
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