本場結城紬 話題 「本場結城紬」の模様
2007年10月29日
前回、本場結城紬の織りの違いについて説明しましたが、模様の種類についても説明しましょう
結城紬の代表的な絣模様と言えば「亀甲」
この亀甲柄もその細工の細かさによって80、100、120、160、200亀甲に分類されます
例えば、80亀甲であれば、反物の一幅あたりに80の亀甲が並ぶ大きさの亀甲で柄が表現されるわけです
従って、数字が大きくなればなるほど亀甲1つあたりの大きさは細かくなり、工程も微細かつ複雑になってくるわけです
一般的には100亀甲が多く、逆に200亀甲クラスになると産地でもなかなか目にすることはできません
これが一般的な100亀甲です
200亀甲です
上の100亀甲と比べると亀甲の細かさが良くわかると思います
亀甲の他に、「格子」や「十字」でも絣は表現されます
格子で表現された柄です。
十字絣です
これらの構成部品で、絣は「総柄」、「飛び柄」、「帯状」、「縞」などのデザインに設計されます
2007年10月29日
カテゴリー:本場結城紬 豆知識