本場結城紬 制作 柄合わせ
2008年01月03日
絣を反分けして1反分ずつに分けたら、その絣の柄を設計図案通りに合わせていきます。
この作業を「柄あわせ」と言います。
絣にはあらかじめ「基準墨」というあわせやすくするための印を入れておき、この基準墨を揃えることで経方向の柄が揃います。
この基準墨は柄を合わせた後に水洗いして消します。
まずは、20~30本毎に柄を合わせます。
柄を合わせたら綿糸でしばって固定します。
いくつかの束ができたら最後に全てを合わせて糸でくくります。
1反あたり12~13カ所、同様に止めていきます。
この柄合わせという作業は熟練者がやると何でもないように柄を合わせていけるんですが、自分でやるとなると非常に難しく、基準がまっすぐにならなかったり、途中まで押さえていた糸が、次の糸を加えようとした時のずれてしまったりと、職人さんに言わせると最も難しい工程だと言います。
2008年01月03日
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