本場結城紬 制作 機織り(3):結城紬マニアックス【本場結城紬のあれこれ】

本場結城紬 制作 機織り(3)

2007年09月20日

いらっしゃ~い、機織り3回目ですよ

前回の説明で織り始めるまでの準備ができました

が、杼の説明がまだでしたね・・・

なかなか、織りの説明までたどり着けませんが・・・どんどんいきましょう


これが本場結城紬の地機で使用する杼です

すごく大きいでしょ?

他産地の織物を知っている人ほどびっくりすると思います

材料も樫で出来ていて、重さも600グラム強

とっても重いんですよ

これを一日中、女性が片手で左右に振り続けるわけですから、非常に重労働なんですよね


この杼の中には緯絣が入っています。


こちらは無地の糸(生糸:なまいとと言います)が入っています。

この無地の糸を必要分だけ緯絣の間に挟んで織っていくわけです。

ちなみに、絣のないところ(無地)を織る場合は、横方向の色むら(横段といいます)を防ぐために2丁の杼を交互に使って織ります

続きは次回!

2007年09月20日

カテゴリー:本場結城紬 制作