本場結城紬 制作 絣緯糸の小割り
2008年01月15日
いらっしゃいまし、結城紬マニアックスです。
今日は結城紬の話題から、絣(緯糸)の小割り風景です。
説明はこちらでちょっとだけしましたね。
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>緯絣の小割り
前回は資料が足りなくて、よくわからなかったかな~ということで、今回は何枚か写真を取ってきました。
これが、絣を作ったり、機巻きをしたりする作業場。
1疋(2反分)分の長さの糸を吊って作業をするために、こ~んなに長い作業場が必要になります。
緯絣は、柄数分の本数がまとめて束になっています。
1本の絣糸で一柄を作ると思っていただいて、大体間違いはありません。
絣糸は18本ずつに割れるように糸で編んであります。
それをまず大分けしたら、その18本を3本ずつに小割りします。
写真の細い1本に見える糸。
これが3本ずつ(上糸と下糸、両方併せて6本)の小割りした糸の束です。
この3本の組(計6本)を、写真のように、丸枠に巻き取っていきます。
すべての絣糸を巻き取ったら、更に1本ずつにするため、場所を変えて綛揚げをします。
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>綛揚げ(2)
上記2枚の写真は括りのよる濃い地の絣糸。
下の綛揚げの写真は、すり込みで作成した薄地の絣糸です。
ここで、3本ずつの上下糸でたぐられた糸が1本ずつに綛揚げされました。
この1本ずつの糸を管に巻き取り、織りに使います。
こんな感じですね。
2008年01月15日
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