本場結城紬 制作 機織り(2):結城紬マニアックス【本場結城紬のあれこれ】

本場結城紬 制作 機織り(2)

2007年09月19日

では、機織りの2回目をお送りします

まだ、1回目では織機に座ってすらいないんですよね(笑)

まずは織機に座りましょう

織っている反物の地の色と同色の布を膝に掛けます
この布は絣を見やすくする効果があります

反物を織り手の腰で吊るための腰当てを付けます

これこそが、「全身で織る織機」と呼ばれる由縁です

織り手の腰の吊り方次第で、反物の地風ががらっと変わってしまうのです

高機の場合は、織りあがった生地を巻き取っていく仕組みがありますが、地機はというと自分のおなかの前の棒に巻き付けて、織りあがるまでずっと身につけています


反物を腰で吊ったら、反物の端(耳と言います)にこんな風に伸子を張ります。

伸子で反物の端が裂けてしまうことがあるので、補強のために布も一緒に伸子に引っかけておきます。

はい、これでやっと織り始める準備ができました

次回はいよいよ織り始めますよ~

2007年09月19日

カテゴリー:本場結城紬 制作