本場結城紬 制作 経絣、反分け
2008年04月30日
経絣は通常、4~6反分まとめて制作します。
先に紹介した「枠巻き付け」時に、制作する反数分の絣糸が枠に巻き付けられています。
枠に巻き付けられ、絣しばり、染色、絣ほどきが済んだ絣糸を枠からはがします。
絣は通常は4~6反分まとめて枠に巻き付けられています。
こんな感じで枠から絣糸をはがしていきます。
枠の両側の軸は回るようになっていて、糸を引っ張ると「ぱりぱりぱり」って感じで糸がはがれてきます。
結構気持ちがいい音がします。しばり終わった職人さんからすれば、やっと終わったぜ~って感じでしょう(^^;;
枠からはがした経絣です。
結城紬は、1回の絣制作で4反~6反分の絣を作ることが多いので、この絣を1反分ずつに分けなくてはなりません。
次回、この反分けについて説明します。
2008年04月30日
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